「今借金があるけれど、パートナーと結婚する予定が…打ち明けるべき?」
男女問わずこのようなお悩みの方は結構おられるようです。今回は、借金を隠して結婚する女性が抱えるリスクと、対策について解説させていただきます。
リスクと対策を事前に知っておくことで、結婚後の問題を回避できるため一つひとつ見ていきましょう。
結婚後に借金を隠していたことが発覚した場合の4つのリスク
隠していた借金が発覚してしまった場合、4つのリスクがあります。
- 離婚してしまうリスク
- 生活が苦しくなるリスク
- 財産が差し押さえられるリスク
- 本人名義での審査が通らなくなるリスク
一つひとつ見ていきましょう。
1. 離婚してしまうリスク
借金そのものは法律上、本人の責任となるため、配偶者への法的トラブルが起きる可能性は低いです。
しかし、信頼関係が破綻してしまい、その後の夫婦生活に悪影響を及ぼし、最終的に離婚に至ってしまう恐れはあります。
2. 生活が苦しくなるリスク
お財布をパートナーの方と一つにする場合、借金によって二人の生活が苦しくなるリスクもあります。例えば、それぞれの個室が欲しいから広い部屋に引っ越そうとなった際、借金が邪魔をする、旅行に行こうと思ったけれど、返済でそれどころではない、などがあげられます。
また、パートナーが借金の認知がないため、「なぜこんなに余裕がないのか?」と疑念を抱くリスクがあります。
3. 財産が差し押さえられるリスク
返済が滞ると、財産が差し押さえになる可能性があります。差し押さえの対象になるものは給与や高価な動産、不動産などがあげられます。
基本的には、借りた本人名義のものしか差し押さえになりませんが、二人で共用している場合でも本人名義のものであれば差し押さえられる可能性があります。
4. 本人名義での審査が通らなくなるリスク
住宅ローンや、自動車ローンなど大きい買い物をする際、クレジットカードを作る際には審査があります。この審査が、借金がある場合通らない可能性が高くなるため、本人名義で何かローンを組もうとした場合、クレジットカードを更新しようとした場合審査が通らなくなるといったリスクがあります。
審査が通らないことで生活に支障をきたすことや、パートナーに疑念を抱かれる恐れがあります。
また、よくある相談なのですが苗字が変わったとしても、取り立ては止まりません。債権者は手続きを踏んで住民票を取得することが可能なので、住民票を取得されると居所は特定されてしまいます。
結婚後に借金を隠していることがバレるタイミングは?
では、どういった場面で借金を隠していることがバレてしまうのでしょうか?一つひとつ見ていきましょう。
催促の手紙・電話
返済が滞ってしまうと、電話や郵送物により催促が行われます。
借入先からの催促の手紙や電話も借金がバレるタイミングの一つです。郵便物であればパートナーが開封してしまう場面で、電話なら携帯画面に表示された番号から借金の存在が発覚してしまうケースもあります。
似たようなケースで返済が滞り、裁判所からの通知が届いて判明することも考えられます。裁判所から特別送達が届くと一般の方はショックを受けたり動揺すると思われます。
通帳などの支払い履歴
共通した口座を使っている場合は、通帳やネットの明細書などに借入先への振り込み記録があり発覚するケースもあります。
返済資金を誤魔化せずにバレる
額面の多い借金であれば、返済額も大きいことと思います。数万円単位の支出が毎月出ており、不思議に思ったパートナーから「このお金毎月何に使ってるの?」と聞かれた時に誤魔化しきれずにバレるケースもあります。
クレジットカードの審査に通らずにバレる
話しの成り行きでクレジットカードや少額の信販契約をする際に、審査落ちしてしまい「なぜ?」という疑念から判明するケースもあります。
このように、隠そうとしても思わぬ所でバレるケースが多々あります。隠すよりも打ち明ける方が問題が少なく済みますので、少しだけアドバイスさせてください。
借金を隠している女性に向けたアドバイス
あなたがもし結婚前であれば、借金返済の計画を立ててから結婚することが大切です。
現在借金を隠して結婚生活を送る場合、心理的なストレスが大きくなります。さらに、後になって隠していたことが発覚すると、先ほど紹介したような最悪のリスクが発生する可能性があります。
借金を隠していることを打ち明けることで、トラブルを事前に回避する事ができるため、可能であれば打ち明けましょう。
どうしても隠し通すのであれば、「絶対に判明しないようにする」ことはもちろん、「早期に借金を完済し、信用情報を回復させる」ことが大事です。
また、専門家のアドバイスを受けることで、より早く借金から抜け出すことができます。誰にも話せないようなことなので、心理的負担も大きいと思います。まずはご相談ください。
私たち「札幌債務整理相談センター」でも、無料相談を受け付けています。LINEやお電話だけでなく、お問い合わせフォームも設けておりますので、パートナーの方に内緒のまま相談したいという方も、お気軽にご活用ください。
また、借金を完済する場合に「債務整理」は有効な手段です。最後に少しだけ解説させてください。
完済を目指すには債務整理を検討
借金を完済したい場合や、返済が現実的でない場合は、債務整理が有効です。
債務整理の一例 | メリット | デメリット |
---|---|---|
任意整理 | 毎月の返済額を調整できる | 元金は減らない |
自己破産 | 借金を0にできる | 一定の財産を手放す必要がある |
個人再生 | 借金を減額できる可能性がある | 手続きが複雑で費用が高い |
債務整理について詳しくは以下のページで解説しておりますので、あわせてご覧ください。
借金問題のご案内まとめ
今回は借金を隠したまま結婚することのリスクと対策について解説させていただきました。最後にポイントを振り返りましょう。
- 離婚に発展するリスク
- 生活が苦しくなるリスク
- 財産が差し押さえられるリスク
- 本人の審査が通らなくなるリスク
- 催促の手紙・電話
- 通帳などの支払い履歴
- 返済資金を誤魔化せずにバレる
借金を隠しながら結婚生活を送ることは、リスク面でも精神面でも良いことはありません。打ち明けられるならパートナーの方に打ち明け、相談して方向性を決めていきましょう。
どうしても打ち明けられない、今後の見通しが立ってからパートナーに相談したいという方は、札幌大通遺言相続センターの無料相談をご利用ください。
お電話・LINE・お問い合わせフォームから受け付けております。内緒で相談したい場合はお問い合わせフォームをご利用ください。
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