「任意整理のメリットとデメリットが気になる、自己破産よりも良いとは聞いたが…」
そのような悩みをお持ちの方向けに、この記事を書かせていただきました。
任意整理は日常では馴染みのない言葉の一つで、専門的な知識が無いと難しく感じる面が多々あります。
そこで今回は、債務整理のプロである「札幌債務整理相談センター」が任意整理のメリット・デメリット、費用や払い方などを詳しく解説させていただきます。
専門知識なしでご理解いただけるよう、噛み砕いて解説しておりますので、ぜひお役立てください。
それでは早速見ていきましょう。
任意整理とは?1分でわかる要約解説
任意整理とは、借金を減額するための手段の一つです。
任意整理では、裁判所を介さずに、司法書士や弁護士があなたの代わりに債権者と交渉します。任意整理後は、現実的な返済額で借金が返済できるため、今よりも状況が良くなる場合が多いです。減額の意味合いは2つあって,「支払総額の減額」と「支払月額の減額」で,両方ともとれる場合もあれば片方しか取れない場合もあります。また,減額の度合い(言い換えれば「依頼者の利益」)は個々の事情により変わってきます。
しかし、任意整理を選択するには条件が2つあります。
任意整理の対象となる条件は2つ
- 現在の借金を概ね3年~5年程度で返済できる方
(最も簡易な任意整理するかどうかの分かれ目は現在の債務総額を60で割った額を返済できるかどうか,です。) - 継続して収入を得る見込みがある方
以上の条件に当てはまらない方でも、個人再生であれば可能な場合があります。個人再生について詳しくは以下のページをご覧ください。
個人再生 | 札幌債務整理相談センターでは、任意整理について詳しく見ていきましょう。最初は特に気になるメリット・デメリットです。
任意整理のメリット・デメリット
任意整理のメリット・デメリットについて紹介していきます。
任意整理の最大のメリットは「車など財産を持ち続けられること」
任意整理は、一部の借金のみを整理することができます。自己破産では全ての借金、ローンが対象になり、車や住宅などの財産は当該財産にかかるローンがある場合,手放さなければいけないことがほとんどですが、任意整理であれば財産を残したまま借金を整理することができます。
その他にも以下のようなメリットがあります。
- 官報に掲載されないため、周囲の人にバレにくい
- 手続きが簡単(専門家に依頼した場合)
- 返済月額が現在よりも下がる可能性がある
- 総返済額が整理以前と比べて下がる可能性がある
- 督促をはじめとする債権者とのやり取りを行う必要がない
任意整理の最大のデメリットは「ブラックリストに載ること」
任意整理をすると最大で5年間、信用情報に事故情報として記載、いわゆるブラックリストに掲載されます。ブラックリストに掲載された時のデメリットは以下の通り
- 新たな借入ができなくなる
- クレジットカードの新規作成・更新ができなくなる
- 第三者の保証人になれなくなる
など
では、任意整理にはいくらかかるのでしょうか?次の項目で解説します。
任意整理の費用は「45,000円〜」
まずは弊社の費用を例に紹介します。
着手金 | 1,100円 |
---|---|
受託債権者1社目~3社目 | 1社につき44,000円 |
受託債権者4社目以降 | 1社につき38,500円 |
実費(郵送料ほか) | 数百円~※案件によって異なります。 |
「借入先が何件もあって一気に払えないよ…」という方もご安心ください。弊社であれば費用の分割払いが可能です。
任意整理の費用の払い方
任意整理の費用については、分割払いが可能です。「債権調査」と呼ばれる期間に分割払いをすることができます。具体例を見てみましょう。
※手続きの流れについては後ほど解説します
たとえば依頼費用が「12万円」になった場合(3万円×4回)
任意整理後の借金分割返済期間は最大5年
任意整理後の借金分割返済期間は、3年~5年が一般的です。
あくまでも債権者との任意による和解なので,状況によってはさらに長期の弁済も可能かもしれません。無料相談の際にご相談ください。
次に、任意整理の手続きの流れを見ていきましょう。
任意整理の手続きの流れと期間
任意整理の手続きの流れは以下の通りです。
- 面談予約(LINEやお電話で)
- 面談(無料相談)
- 契約:受任通知が発送され、債権者からの直接の連絡が無くなる
- 債権調査:債務状況を確認し、今後の方針を検討
(債務調査の期間で報酬を分割払い可能) - 和解交渉:司法書士や弁護士が債権者と交渉を行うrr
- 返済開始:現実的な返済計画で返済再開
基本的には司法書士や弁護士に任せて、必要な話し合いをすると任意整理が進む、といったイメージです。
手続き開始から返済再開までかかる期間はおよそ以下の通り。
任意整理にはおよそ「3〜6ヶ月」かかる
ご依頼いただいてから、債権調査、交渉、返済開始まではおよそ3〜6ヶ月かかります。債権調査期間中は借金の返済が一時的にストップしますが、報酬の支払いがあるので金額のご用意は必要です。
最後に、任意整理のよくある質問を見ていきましょう。
任意整理のよくある質問
Q 任意整理をすると周りにバレる?
A 任意整理であればバレない可能性が高いです
個人再生や自己破産と異なり、提出しなければいけない書類に同居人の確認が必要ない点、官報に掲載されないなどの理由から周りに知れ渡る可能性は低いと言えます。
Q 任意整理が成立した後に返済が難しくなったらどうしよう?
A 再び任意整理の交渉で月々の返済額を減らすことも可能です
月々の返済額は固定ですが、家計状況は常に変動的です。任意整理後に転職や思わぬ支出などで返済が難しくなるケースも珍しくありません。
そのようなときは焦らず、もう一度相談してください。二度目の任意整理を行い、再度現実的な返済計画を一緒に立てましょう。事情によっては二度目の任意整理で一度目の和解よりも緩和した条件で和解できるケースもあります。
Q クレジットカードの借金も任意整理できますか?
A ショッピング・キャッシングを問わず任意整理することができます
ただし任意整理を行うと、当然ですがクレジットカードはブラックリスト情報が抹消されるまで使うことができなくなります。それでもクレジットカードを使う場合は、「家族カード」という選択肢があります。
まとめ
今回は任意整理について解説させていただきました。最後にポイントを振り返りましょう。
- 任意整理とは借金を減額するための手段の一つ
- 「減額後の借金を3年程度で返済できる方」「継続して収入を得る見込みがある方」であれば任意整理が可能
- 最大のメリットは「車など財産を持ち続けられること」
- 最大のデメリットは「ブラックリストに載ること」
- 任意整理の費用は「45,000円〜」、分割払い可能
- 任意整理後の借金分割返済期間は最大5年
- 任意整理にはおよそ「3〜6ヶ月」かかる
あなたの借金が減額され、生活が楽になることを願っております。
最後になりますが、弊社では債務整理の無料相談をおこなっております。任意整理についてお困りのようでしたら、ご相談ください。共に現実的な返済計画を考えていきましょう。
電話・お問い合わせフォームだけでなく、LINEでのお問い合わせも可能です。まずはお気軽にお問い合わせください。
電話(無料ダイヤル):0120-050-316任意整理のメリットについて動画でも詳しく解説しています!
記事よりも動画の方が理解しやすいという方もいらっしゃると思うので、弊社の解説動画をご用意しました。任意整理をご検討されている方はご覧ください。