任意整理ってどんな方法?
任意整理とは、借金が返せなくなった時に選択できる債務整理の一つです。
金利のカットや毎月の返済額の減額を金融機関と交渉し、返済の負担を軽くすることができます。
自己破産とは異なり裁判所を挟まないので、費用や手間が抑えられるというメリットがあります。
クレジットカードの借金は任意整理ができる?
結論から言うと、クレジットカードでできた借金であっても、任意整理を行うことはできます。
ショッピング枠の支払い分も、キャッシングでの借金も、どちらも任意整理の対象です。元本を減額することは難しいでしょうが、返済額見直しや金利カットは大きなメリットです。
また、キャッシング部分の返済に利息を払い過ぎている場合は、過払金が発生することもあります。
任意整理後のカード事情をチェック!
任意整理を行なったあと、手元にあるクレジットカードはどうなってしまうのでしょうか?
任意整理後のカード事情も押さえておきましょう。
・任意整理したクレジットカードは使える?
任意整理したクレジットカードは、使用することができません。強制的に解約という扱いになるためです。
・既に持っているカードはどうなる?
既に持っているカードも、任意整理したクレジットカード同様に、使用することができなくなります。
任意整理をしたことによって、いわゆる「ブラックリスト」に情報が載ってしまうためです。金融機関では、クレジットカードを作る時だけでなく、その後も定期的に審査が行われています。任意整理したクレジットカードとは使用できなくなるタイミングが異なりますが、金融機関の行う審査のタイミングで順次カードが使えなくなってしまうでしょう。
どうしてもクレジットカードが使いたい場合はどうしたらいいの?
任意整理をしてクレジットカードが使えなくなった場合、何か方法はないのでしょうか?
毎日の買い物などで不便なのでどうしてもカードが使いたいという場合に有効な、3つの方法をご紹介します。
・家族カード
ブラックリストに載るのは、任意整理を行なった本人のみです。審査を通った家族の家族カードという扱いであれば、使うことができます。
・デビットカード
デビットカードは、口座の残高から代金が引き落とされるシステムです。残高が足りない場合は引き落としができず、買い物ができません。借金という扱いではないため、ブラックリストに載っていても使うことができます。
・5年待つ
極端な話ですが、5年待てばブラックリストから名前が消え、クレジットカードを作ることができると言われています。時間こそかかりますが、もっともローリスクで正統な方法と言えるでしょう。
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