「手当たり次第にローンやクレジットカードの契約を申し込んでいるが、全部断られた…」とお困りの方もいると思います。
短期間に複数の申し込みを行うと、審査が通りにくくなる「申し込みブラック」の状態になることがあります。
この記事では、申し込みブラックの原因や審査への影響、今できる対策について解説します。
申し込みブラックとは
「申し込みブラック」と呼ばれる状態になると、金融機関にとってはリスクと見なされ、審査が通りにくくなることがあるため注意が必要です。
ここでは、申し込みブラックの意味や原因、そして審査に与える影響について解説します。
申し込みブラックの意味
通常「ブラックリストに乗る」という言葉の意味は「信用情報に事故歴(滞納歴)が載る」ことを指します。
それに対して「申し込みブラック」は、短期間に複数の借り入れやクレジットカードの申し込みを行うことで、金融機関が「返済能力に不安がある」と判断する状態を指します。
知らない方も多いのですが、実は信用情報には過去6か月以内の申し込みの履歴も登録されています。
従って、短期で申し込みを繰り返していることがわかります。金融機関から見れば、これは「お金に困って手当たり次第に申し込みを繰り返している」「他の機関も断ったのかな?」と考えるものだと思います。
そのため、繰り返し申し込みしているという事実そのものが審査に不利に働く要因になっていると考えられます。
申し込みブラックの影響が続く期間
申し込みブラックの影響は、一般的に6ヶ月間とされています。理由は「申し込みの履歴が6か月間残る」ためです。そのため、過去6ヶ月以内に複数の申し込みを行った場合は、しばらく新規の申し込みを控えた方が良いと思われます。
申し込みブラックを回避する方法
申し込みブラックを避けるためには、申し込みのタイミングや回数に気をつけることが重要です。ここでは、審査を通りやすくするための申し込みの注意点と対策について解説します。
同時申込を避ける
複数のローンやクレジットカードに同時期に申し込むことは避けるべきです。
これは前述のとおり、短期間に複数の申し込みが行われると、金融機関から「返済能力に不安がある」「新たな借り入れを急いでいる」と判断され、リスク要因と見られるためです。
借金が原因で申し込みブラックになっている方は債務整理も重要な選択肢です
すでに複数社から借入を繰り返している状況であれば、申し込みブラックであるかどうかよりも総量規制等「既に存在する債務が飽和状態である」ことで申し込みを断られている可能性があります。
また、このような状況で繰り返し申し込みをすることでかえって状況が悪化しているとも考えられます。
一般に申し込みブラック状態が続く中でやっと借りられる先が見つかったとしても、借入限度額が少額で何の解決にならないということも考えられます。
債務整理せざるを得ない場合、一般論として債権者(借入先)が多ければ多いほど解決が難しくなりますし、訴訟起こされたりするリスクも高まります。
多重債務の状況であれば新たな契約の申し込みをするのではなく債務整理をしたほうが解決に繋がることが多いです。
債務整理の主な方法には「任意整理」「個人再生」「自己破産」の3つの種類があります。
それぞれの方法の概要や特徴について解説します。
任意整理
任意整理とは、司法書士や弁護士が代理人として債権者に「返済計画の見直し」を求めて交渉し、将来利息や毎月の支払金額を減らしてもらえるようにする債務整理の方法です。
元々の約束通りの返済が難しくなったため再契約を締結するイメージです。
一部の債権者のみを対象と出来るので、自動車や不動産を手放すことを避けられるメリットがあります。
個人再生
個人再生は、民事再生法に基づき裁判所に申立てをして借金の返済計画について認可を受けることで、負債を一定の基準で圧縮し、将来の利息をカットして原則3年間(特段の事情がある場合は最長5年間)で返済する手続きです。
個人再生では、将来の利息がカットされるだけでなく、借金の総額が減る(一部免責される)ことに意義があります。
全ての債権を再生債権に含む必要がありますが、一定の要件を満たせば住宅資金特別条項を設定することで、例外的に住宅ローンは含めなくてよく、マイホームを維持できる可能性があるというメリットがあります。
自己破産
自己破産とは、破産法に基づき「裁判所に破産申立てを行うことで借金を免責(ゼロ)にする」ことを求めて裁判所に申立てをする手続きです。
多額の借金により経済的に破綻してしまい、自分の資産では完全に弁済できなくなったときに最終手段として残された方法として位置します。
債務の全てが免責になるという点が自己破産の最も大きなメリットですが、一定の財産(不動産、一定の価額がつく自動車、返戻金が高額な生命保険など)を破産費用に充てたり破産財団に組み入れされる(=手放さなければならない)ということには注意が必要です。
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