FXの借金は自己破産できない？できる場合は「裁量免責」の必要アリ！プロが詳しく解説します

「FXで作った借金は自己破産できないって聞いたけど本当？」

結論からお話ししましょう。基本的にFXで作った借金は自己破産を申立てしても免責許可がおりません。しかし、例外的に「裁量免責」が認めらる場合があります。

自己破産についてはかなり専門的な知識が必要となり、ネット上で調べても理解が難しいことが多いです。そこで今回は、債務整理のプロである「札幌債務整理相談センター」が、わかりやすく噛み砕いてFXの借金問題について解説させていただきます。

早速見ていきましょう。

【基本】FX借金の自己破産はできない

結論からお話しすると、基本的にはFXで作った借金は自己破産できません。

自己破産申立てをして，免責許可を得るためには「免責不許可事由」に抵触していない必要があります。この免責不許可事由の中に「浪費・賭博その他射幸行為による債務負担」という条項あり、FXはこの条項に抵触します。

しかし、例外的に免責が認められることもあります。詳しく見ていきましょう。

裁量免責が認められた場合については、自己破産できる可能性があります。

FXが原因で作った借金であっても、裁判所が諸々の事情を考慮して、免責を許可してよいと判断した場合には例外的に自己破産を行うことができるケースもあります。

しかし、裁量免責に関してはケースバイケースで、「こうであれば裁量免責される」といった決まりがありません。

ここではFXで作った借金を自己破産申立てしても免責不許可になる事例を紹介していきます。

自己破産を行うと、７年以内は自己破産ができない決まりがあります。そのため、「去年自己破産をしたけれどもう一度FXに手を染め、また借金ができてしまった」としても免責許可はおりないのです。

FXに関する背景が考慮され、裁量免責が適応される場合でも、その他の免責不許可事由がある場合は免責許可が下りない可能性があります。

自己破産申立て手続き中に、新たなFX手続きをしてしまうと、本来裁量免責を受けられる余地があった場合でも取り消しになり、自己破産ができなくなる可能性があります。

誠実に対応しようとするあまり、自己破産手続き中に一部の返せそうな借金を返してしまうことも、免責不許可事由に抵触します。（偏頗弁済）

過去にした自己破産から7年以上経過した後でも、再びFXの借金で自己破産をするのは難しいケースが多く見られます。背景として、やむを得ない状況でなく、自ら同じ失敗をしたと判断されるため裁量免責を受けにくくなることが一番の理由です。

FXの借金で自己破産できない場合でも、「任意整理」や「個人再生」など別の債務整理を行える可能性はあります。

あなたが自己破産できるか、それとも別の債務整理の手段が可能かについてはケースバイケースのため、まずは無料相談をご利用ください。

弊社でも無料相談を行なっております、まずはLINEやお電話でお気軽にご相談いただけると幸いです。

自己破産の手続きの流れは以下の通りです。

自己破産の手続きが終わるまで、半年〜1年程度かかるケースが多いです。

自己破産は必要となる書類が多く、手続きにやや時間がかかるためお早めのご相談をオススメします。

FXで作った借金を、自己破産を申立てすることにより免責許可を受けゼロにした場合、生活は間違いなく楽になります。

基本的に催促状は届かず、取り立ての電話も鳴りません。しかし、注意しなければいけないのは再びFXや株などに手を出さないことです。

元々FXは免責不許可事由に当てはまる上に、7年間は再度自己破産ができないため次にできた借金は自分で返していくしかありません。

何度もFXや株、ギャンブルに手を出し、借金で首が回らない、自己破産ができないというケースは数多くありますので、たとえ自己破産できたとしても油断せず、生活を立て直すことが大切です。

また、自己破産の際に車など高級な財産は手放すことになることも念頭に置き、自己破産の手続きを進めるようにしましょう。

今回はFXで作った借金は自己破産できるかについてお話しさせていただきました。最後にポイントを振り返りましょう。

最後になりますが、弊社では債務整理の無料相談をおこなっております。任意整理についてお困りのようでしたら、ご相談ください。共に現実的な返済計画を考えていきましょう。

電話・お問い合わせフォームだけでなく、LINEでのお問い合わせも可能です。まずはお気軽にお問い合わせください。