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「税金を滞納しちゃった」払えない人がとるべき対処法を債務整理のプロが解説します

「税金を滞納しちゃった」払えない人がとるべき対処法を債務整理のプロが解説します

日ごろ債務整理のご相談をいただく中で、「年金や税金を滞納してしまい督促を受けている」といったご相談をお受けすることがあります。年金や税金の滞納はどのように考えれば良いのでしょうか?

今回は当事務所の司法書士神沼とファイナンシャルプランナーの原がそれぞれ解説をしていきます。

ABOUT ーこの記事を書いた人ー

かぬま ひろみつ
神沼 博充

札幌債務整理相談センターの相談・交渉・書類チェックを担当する司法書士。平成20年頃から債務整理に携わる大ベテラン。借金問題を解決するだけでなく、借金をつくらない暮らしを提案し、相談者と二人三脚で歩むことを心がけている。

ABOUT ーこの記事を書いた人ー

はら たかふみ
原 隆史

札幌債務整理相談センターのファイナンシャルプランナー。お金のプロとしてお客様に寄り添い、家計の見直しをアドバイスしている。

税金は自己破産しても払わなければならない(神沼)

当サイトで自己破産は基本的に全ての債務が免責になるとご説明しています。ただ、税金の場合は破産法253条1項1号で「非免責債権」であると定められています。非免責債権ということは仮に免責許可が下りたとしても払わなければいけない債権ということです。よって、税金は何があっても支払わなくてはならないということです(年金も同様です)。

税金を支払えない場合は差押えを受けることもある(神沼)

税金はその性質上「裁判を経なくても差押えが出来る」ものです。そのため、督促を無視しているとある日差し押さえを受けてしまうことがあります。

実際に過去にご相談いただいたケースでは「税金の差押えを受けて借金の返済が困難になった」というケースもありました。差押えの対象は主に給与や銀行口座の預金ですので生活に支障をきたしてしまいます。

猶予制度の活用や分割納付の相談をする(原)

税金は一定の要件のもとで猶予される場合がありますので、税金の支払いが厳しい場合は、まずは納付先と相談しましょう。

ただし、税金にはそれぞれ時効があるので、時効が近い場合は有無を言わさず差押えされる可能性があります。税金は国民が支払う義務を有するものですから、「時効」になって回収不能になるという事態は避けなくてはならないためです。そのため、早め早めに検討していく必要があります。

返済が厳しいときには「債務整理」を行うべき理由

返済が厳しいときには「債務整理」を行うべき理由

借金が原因で家計が崩壊し、税金が納められない状況であれば、借金を解消していく必要があります。そういった方は債務整理も視野に入れていく必要があるでしょう。

債務整理とは、司法書士等の専門家が仲介して借金の減額を行うことをいいます。月々の支払いや利息をカットすることで、「自由に使えるお金を増やす」と言い換えることもできますね。債務整理は、司法書士等の専門家が、あなたに代わって債権者に交渉する合法的な方法ですので、何も後ろめたいことはありません。

主な債務整理の方法

真面目な人は「借金をちゃんと返さないと……」と考えがちですが、返しても返しても利息は膨らんでいくばかりで、元本100万円に対して利息100万円というあまりに悲惨な支払い状況になることが多いです。

一度でも「返済が厳しい」という負のスパイラルに陥ったら、たいていの場合、状況は好転することはなく、むしろ悪化していきます。利息は冷淡に増えていきます。その現実を、自力で変えることは到底できません。だから真面目な人ほど袋小路に陥って精神的に追い詰められていくのです。

結論をいいますと、「返すのが厳しい」と思ったら、傷が浅いうちに早めに債務整理をしたほうが、圧倒的にお得です。なぜなら、重くのしかかっていた利息を大幅にカット(あるいはゼロに)することで、月々の支払いをたとえば「10万円➡3万円」に圧縮できるからです。

そうです、債務整理とは、「このまま自力で返すのが得か」「専門家に減額交渉をしてもらったほうが得か」という、シンプルな損得の話なのです。債務整理を依頼するべきか迷ったときは、損か得かを基準に判断すればいいだけです。

債務整理のメリット

  • 督促状が来なくなる
  • 月々の支払いが減り、自由に使えるお金が増える
  • 困ったことがあればいつでも担当の専門家が相談にのってくれる
  • 「来月は払えるだろうか……」という精神的不安から解放される
  • 傷が浅いうちに対処すれば自己破産を回避できる
  • 住宅や車を売却しなくて済む可能性がある
  • 早めに借金返済を終わせることができ、恋人に借金の秘密を打ち明けなくて済む
▶まずは無料相談してみる

あなたは債務整理でこんな勘違いをしていませんか?

  • 債務整理をするとブラックリストに載って一生傷がつく
  • 自己破産をすると一生傷がつく
  • 債務整理の費用は一括で支払わなければならない

上記の3つは、債務整理に踏み出せない人のよくある誤解です。

「債務整理をしたらクレジットカードが一生作れなくなるって本当ですか?」「自己破産したら何もかも終わりですか?」といった勘違いをされてる人が多いのですが、すべて真っ赤なウソですので、ご安心ください。

たしかに、債務整理をすると一時的にブラックリストに載ることは事実ですし、ローン審査が通らなくなったり、クレジットカードが作れなくなったりすることもあります。しかしブラックリストに載る期間には期限がありまして、たとえ自己破産しても、遅くても10年後にはまたクレジットカードを作れるようになりますよ。

債務整理で専門家に支払う費用に関しても、心配はいりません。相談者さんが無理なく支払えるように、柔軟な分割払いに対応しています。一括請求することはまずありえないです。ご安心ください。

債務整理の最大の意義は「お金のことで悩まない楽しい日常を取り戻す」こと。「相談する」という大きな一歩を踏み出せば、あとは私たち司法書士がスピーディーに交渉を進めてまいります。実際の多くのご相談者様が「もっと早く相談すればよかった」「こんなにあっさり借金の悩みが解決できるなんて思ってもいなかった」とおっしゃられます。

「督促状が来るたびに精神的に辛くなる」「終わりが見えない借金地獄から解放されたい」という方は、ぜひ一度、お気軽に札幌債務整理センターにご相談ください!

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まとめ

POINT ーこの記事のまとめー
  • 自己破産しても税金は免責されない
  • 税金の差押えは裁判することなく差押えが出来るので注意が必要
  • 税金は国民の義務として課されるものなので融通がきかない可能性があるので早めに対応する必要がある
  • 税金を滞納する状況になってしまったら、家計全体を見直してみるべき