もしかしてみなさんは、「お金がない」のは自分だけだと思って、一人で落ち込んでいませんか?
実はそうでもないんです。お金を使いすぎてしまったり、たまたま出費がかさんでしまったり、引っ越しで金欠になってしまったりなど……様々な事情から「お金が足りない!」と困っている人はどこにでもいます。
大切なのは、お金がないという状況を冷静に受け止めて、前向きに対処すること。
そこで今回は、お金がないときの対応策や解決策についてご紹介します!

【この記事を書いた人】
神沼 博充(かぬま ひろみつ)。札幌債務整理相談センターの相談・交渉・書類チェックを担当する司法書士。平成20年頃から債務整理に携わる大ベテラン。借金問題を解決するだけでなく、借金をつくらない暮らしを提案し、相談者と二人三脚で歩むことを心がけている。
【内容まとめ】
- まずは月にいくら必要かを書きだす
- お金を使う優先度を見極める
- 食費を削る
- 家族に相談する
- クレジットカードやキャッシングは多重債務の入り口
- 毎月1回以上借入れをしてしまっている状態なら今すぐプロに相談を
⇒自分と似た境遇の人たちの解決事例をみてみる
【王道】お金がないときの対処法を4つ厳選!
①まずは月にいくら必要かを書きだす
お金がないときは気持ちが焦って状況を把握できなくなるものです。まずは落ち着いて紙とペンを用意して、「今月いくら必要」で「いくら足りない」のかを書きだしていきましょう。
不思議なもので、この作業をするとだんだんと冷静になることができます。そのときはじめて、これまで見えてこなかった様々な選択肢が浮かび上がってくるようになるのです。
②お金を使う優先度を見極める
公共料金、スマホ代、クレジットカード利用料金など……お金がないときの対策を練るときは「これだけは絶対に支払いが滞ってはならない」というものから順番をつけていき、支出計画を立てていきましょう。そうすることで、どれだけのお金を最低限確保しなければならないか客観視できるようになるはずです。
③食費を削る
一人暮らしの月々の食費は、平均して4~5万円だといわれています。食費をカットすれば数万円のお金を確保できるため、お金がない月はまず最初に着目するようにしましょう。「昼と夜はコンビニ弁当や外食に頼っている」という方は、どちらかを減らすだけでもかなり出費を抑えられるはずです。
④家族に相談する
どうしても必要な現金を用意できないとなったら、家族に相談してみましょう。キャッシングやカードローンを利用するよりはずっと借りやすいはずです。もちろん、親しき中にも礼儀あり。たとえ家族であっても、金銭の貸し借りはしっかりとケジメをつけて返済することを約束しましょう。
お金に困っているときに気を付けてほしいこと
多くの人が、お金がないときに安易な道に向かおうとします。それがクレジットカードやキャッシング・カードローンです。
確かにクレジットカードを使えば、“いま”お金がなくてもこれまで通りお買い物をすることができます。「今月だけ」お金が足りないのであれば,もしかしたら良い方法かもしれません。
しかしそれは、結局、「お金がない」という問題を来月に先送りにしているだけに過ぎません。これはキャッシングにも同じことが言えます。この記事では便宜上これらの行為を総称して「借入れ」と言います。
実際、当事務所にご相談いただいた方の中でも、「最初は来月以降返せばいいやと思って借りたがなかなか返しきれず、逆に借金が増えていった」という方が数多くいらっしゃいました。
そのような話を聞いていると、当初私たちは「なぜそんなことになるのだろう?」と不思議に思ったものです。しかしよく話を聞いてみると、借入れには大きな落とし穴があると気づきました。
それは、「借入れに味をしめてしまった」ということです。
借入れが出来れば、とりあえずその場は丸く収まります。「支払いが滞らない」「飲み会に行ける」「ほしいものが買える」など……問題の程度の差はありますが、少なくともその時点でする必要があること、あるいはしたいことは出来ています。
しかし、返済が始まると家計における支出は増えます。言い換えれば「自由に使えるお金」が減るのです。
そこを理解して、きちんと返済と生活の両立が出来ればいいのですが、「支払いが滞る」「飲み会に行けない」「ほしいものが買えない」といった問題に再び直面します。先ほどの例で言えば支払いの分はしっかりと用意しておくべきですし、飲み会やほしいものは我慢する必要がありますよね。
ところが過去に借入れを行い「とりあえず現在の問題は解決した」という経験がある人はそれが出来ず、ついついまた借入れに手を染めてしまいます。
これを繰り返していくと、当然ですがいずれ限度額に達してしまい、借入れが出来ない状態にまで至ってしまうのです。
ここで気づいて立ち止まれればよいのですが、また別な会社から借入れしようとしてしまうケースがあります。
そうなってしまうと後は同じことの繰り返しです。しかも返す先が複数になり高額になってしまうため、借入れ額も比例して増えていきます。いわゆる「雪だるま式」に債務が増えていく典型的な例です。
クレジットカードのリボ払いやキャッシングの月々の返済額は債務の総額に対して少額(月々数千円)ですので、債務が膨れているという事実がなかなか表面化しにくく、事態の深刻さに気付いたときは後の祭りになっていることも珍しくはありません。
実際、クレジットカード・キャッシング・カードローンを繰り返したために、多重債務に陥り返済地獄に苦しんでいる方が多くいらっしゃいます。
専門家に相談するタイミングは?
とりあえず借入れしながらでも返済が出来ているうちは、生活には困らないので相談しようという気にはならないでしょう。
あるいは、問題を直視したくないのでとりあえず考えないようにしていたという相談者の方も過去にはいらっしゃいました。
では、どのようなタイミングで債務相談すべきなのでしょうか?
それはズバリ、「毎月1回以上借入れをしてしまっている状態」です。
この段階はまだ軽度ですので、他に返済が困難になるような状態でなければ改善できる余地があります。
また「1社の枠がいっぱいになってしまったので借入れ出来る先を探そうとしている状態」でも早期解決可能な段階ですので、速やかにご相談ください。
一方で解決が難しくなるケースとしては、「色々なところから借りすぎてもうどこの審査も通らない状態」です。このような状態に陥る前に、私たち司法書士にご相談ください。
【借金に困っている人が借金問題のプロに相談するメリット】
- 最初は無料で相談できるからお金の心配がいらない
- 借金の問題をプロに聞いてもらうことで安心できる
- 自己破産しない方法を見つけることができる
- 月々の返済額を減らして生活がしやすくなる
- お金のことで悩まなくて済むようになる
自力で解決する方法はある?
「プロに相談すべき」とわかっていても敷居が高いことは重々承知しています。
また、実際に依頼するとなると信用情報に事故情報が記載される(いわゆる「ブラックリストに載る状態」)ことに抵抗があるという方もいらっしゃることでしょう(※相談だけであればブラックリストには載らないのでご安心ください)。
当事務所はこれまで数多くのご相談を受けてきましたが、「自力での返済」が可能だと思う方の特徴は、
①月々返済しなくてはいけない額の2倍以上の返済を他の借入れなく返済していける人
②ボーナスなどのまとまったお金が入る予定があり,それで一括弁済する目途のある人
の2タイプです。
一般的にリボ払いやキャッシングの最低返済額の元金に充てられる額は4割から5割で、後はその月の利息に充てられてしまいます。そのため返済期間が長期化してしまい、結局また借入れに手を出してしまうことになるのです。
なお、いずれの場合も再度の借入れに手を染めないようにカードの完済後はカードの解約を忘れずにしましょう。
まとめ
1.お金の使い方はよく考えて借入れに依らず解決するべき
2.借金が必ずしも絶対悪ではないが「味は占めない」ことを徹底すべき
3.借金のことで悩んだら,借りるではなく専門家に相談
4.自力で解決するなら早期完済,そして解約
今回は、お金がない月を乗り切る方法と借入れについて取り上げました。
北海道札幌市の大通りにある札幌債務整理相談センターは、借金問題をスピーディーに解決する司法書士のプロ集団。おかげさまで多くのお客様に「相談してよかった」「もっと早く相談したかった」という嬉しいお声をいただいております。
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